月が蒼く輝く夜は…

塞翁が馬 人生模索中

子供と子育て

我が家には大学生の子供が二人いる。

この春、下の子が県外の大学を受験した。結果として落ちてうちにいるが、1人暮らしに憧れていた。上の子は二十歳を過ぎたが、まだまだ子供そのものだ。
そこで、下の子が大学に決まった頃、
“この家をシェアハウスみたいにしてみよう”
と提案してみた。
それぞれスケジュールに合わせて、自分のことは自分で責任を持って動く提案をした。
もし1人暮らしをするとすれば、それは必然になるし、私も子供のことから少し引いてみようとも思った。

私は下の子が幼稚園に入ってから、近くのショッピングモールでパートで働いている。周りのママ友達がどんどんパートに出るようになり、誘われるようにして働きはじめた。
私が育った環境が常に両親が家にいたこともあり、子供が学校から帰ってくる時間には家にいたいし、学校行事は参加したい。

子供優先で働きたい。
これが私の希望だった。

子供の成長と共に時間も延ばしていき、仕事もわかるようになり、任されるようになると嬉しくもなった。

そんなこんなで今日まで来たが、子供の大学受験が終わると子育ても一段落つくような気分になった。
自由に働きもっと稼げるのではないかと欲を出した。

シェアハウス開始。

シフトをフリーで出し、夜も働いた。時にはモールの開店前から閉店後までいたこともあった。
新鮮だった。

が、しかし、私はアラヒィフ…
体力的に疲れが取れない…
シェアハウスなんて言葉だけで、子供のご飯は気になるし、家の散らかりも気になる。子供も結局私をあてにする。
シェアハウス宣言…いつか忘れていった。

疲れてフラフラで帰ってきたある夜、家は片付き、お風呂も湧いて、洗濯物も畳んであり、ご飯も用意してある。

凄いじゃん!!

子供たちがやってくれていた。
感謝を伝え、どうやったこうやったという話を聞いてひたすら笑った。
その晩のビールは一際美味しかった。

今は無理をせず、お昼のシフトに戻し、以前と変わらない生活になった。しかし、子供たちは言わなくても気をきかせてくれるようになった。

働き方にも色々ある。
正社員、派遣、パートなど。
ママ友とも、仕事のあれこれを話す時がある。
隣の芝生が青くみえたり、自分ってこれでいいのかと思う時もあるけど、
思い返してみると、自分なりに頑張ってきたし、私のわがままを聞いてくれ子供優先にしてくれた勤務先にも感謝だ。
仕事の悩みも子供に助けられたり、子供の悩みも仕事で助けられたり。
人それぞれ、自分と子供が無理しない環境で仕事を選ぶことが出来たらいいと思う。そんな世の中になればと思う。

正直…
今の職場は体力的にきつくなってきた(笑)
しかし、結局子供が大学生のうちはお金がかかる。
やっぱり稼げる所がよい。

自分がやってみたいことや、気になる職場に挑戦するのはもう少し先になりそうだ。
それが出来るように今から準備しておこうと思う。

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by オリックスグループ